山梨大学「重新徽典館碑」周辺整備竣工記念式典を挙行
平成28年10月18日(火)、im体育官网において、山梨大学「重新徽典館碑(じゅうしんきてんかんひ)」周辺整備竣工記念式典を挙行しました。
「重新徽典館碑」は、本学の淵源となる寛政8年(1796年)に創設された教育機関「徽典館」が、天保14年(1844年)に新築移転したことを記念して建立されたものです。
このたび、この歴史的に価値のある石碑を後世に遺していくため、本学と教育学部同窓会である「徽典会」との協働により石碑の修復等を行い、併せて高木の伐採やベンチの設置等、地域住民の憩いの場となるよう周辺を整備しました。
式典では、島田眞路学長から「歴史ある石碑を多くの皆様に知ってほしい」と式辞が、中村和彦徽典会会長(本学教育学部長)から「山梨大学および教育学部のシンボルとして受け継いでいきたい」と挨拶がありました。
また、来賓を代表して守屋 守 山梨県教育委員会教育長から「大学と教育委員会との連携を深め、山梨県の教育の質を高めていきたい」と祝辞がありました。
続いて、本事業推進のために多額のご寄附をいただいた大村 高 様および碑文の現代語訳にご尽力いただいた本学名誉教授 成瀬哲生先生に感謝状が贈呈されました。
引き続き、重新徽典館碑前に会場を移し、テープカットを行いました。
書道教育を専門とし、碑文解読に貢献した教育学部 宮澤正明教授の由来説明の後、司会の合図でテープカットされると、会場からは盛大な拍手が贈られました。
式典後、参加者は興味深そうに石碑や現代語訳の刻まれた銅板を見学していました。
「重新徽典館碑」は正門を入ってすぐ右に設置されています。また、武田通りの歩道からスロープを通り直接入ることもできます。学外の方でも自由に見学できますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。