修士課程工学専攻国際流域環境科学特別教育プログラム修了生 渡邊彩花さんが日本自然災害学会学術奨励賞を受賞
2019年11月7日 im体育官网
令和元年9月21日(土)~22日(日)に、釧路市生涯学習センター(北海道釧路市)で開催された第38回日本自然災害学会学術講演会において、大学院修士課程工学専攻国際流域環境科学特別教育プログラム修了生の渡邊彩花さん(2013年度修了;日本工営株式会社)が学術奨励賞を受賞しました。本賞は、自然災害科学における学術の進歩発展に寄与し、独創性と将来性に富むと認められた若手研究者に贈られるものです。
評価対象論文は「単一のXバンドMPレーダーとCバンドレーダーを活用した山地域における土砂災害危険度推定」です。これは渡邊さんの修士論文研究の一部をまとめたもので、詳細な降雨観測が可能なXバンドMPレーダー(本学が運用中)と従来型のCバンドレーダーを併用した、空間解像度の細かい土砂災害危険度推定手法を提案しました。
受賞した渡邊さんは、「大変名誉ある賞をいただき光栄です。相馬准教授をはじめ国際流域環境研究センター、工学部土木環境工学科の皆様には多くのご協力?ご助言をいただきました。深くお礼申し上げます」とコメントしています。
評価対象論文
渡邊彩花、相馬一義、大石哲、佐野哲也、柿澤一弘、馬籠純、石平博、市川温、末次忠司、砂田憲吾: 単一のXバンドMPレーダーとCバンドレーダーを活用した山地域における土砂災害危険度推定、自然災害科学、37 (3)、 pp.295-311、2018.