山梨大学?南アルプス市の連携による白根高校生の研究成果発表会を開催

2024年2月22日 im体育官网

 令和6年2月14日(水)、山梨県立白根高校において、山梨大学と南アルプス市が「大学の伴走支援を通じた高校生目線による新たな観光価値創出事業」という共同研究テーマで白根高校生の取り組みをサポートした「地域観光企画」の発表会を開催しました。
 同校では、現在「コミュニティスクール(※1)」活動に取り組んでおり、今年度は、「総合的な探究の時間」を活用し、本学生命環境学域地域社会システム学科の菊地淑人准教授と南アルプス市のバックアップのもと、高校のある南アルプス市への理解を深め、理想の修学旅行プランを組立て、地元への観光誘客を図るための「地域観光企画」の策定に取り組みました。
 本事業には、同校の1年生130人が参加し、4月には菊地准教授が「地域資源を生かした観光地づくり」について講演し、全生徒が学びました。その後、クラスごとにグループに分かれ6回のワークショップを行い、1年間をかけて新たな地域資源の発掘や観光ルートを企画書にまとめ上げました。
 発表会では、各クラスから選抜された8チームの生徒が、高校生ならではの発想で発見した南アルプス市内の様々な観光資源を使った修学旅行プランについて、想定した観光ルート事例などを発表し、参観者等からは「たいへん興味深い取り組みであった」と高評価の声が多数ありました。
 最後に総括として、菊地准教授からこれまでの活動と本発表会についての講評が行われました。

※1 コミュニティスクール…学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みのこと