宮武健治 クリーンエネルギー研究センター教授らの論文が 英国王立化学会学術雑誌に掲載され、表紙にも採用されました
2022年4月11日 im体育官网
この度、クリーンエネルギー研究センターの宮武 健治教授と大学院博士課程工学専攻エネルギー物質科学コースのFanghua Liu(ファンフゥア リュウ)さんの論文が、英国王立化学会(Royal Society of Chemistry)が発行する学術雑誌「Journal of Materials Chemistry A」に掲載され、表紙にも採用されました。
論文の題目は「Well-designed polyphenylene PEMs with high proton conductivity and chemical and mechanical durability for fuel cells」です。
本研究では、スルホン酸化したポリフェニレン(ベンゼン環が連結した高分子)の結合位置や置換基を巧みに調節、最適化することにより、燃料電池の高性能化と高耐久化を可能とする電解質膜の開発に成功しました。燃料電池自動車や家庭用の電源などへの応用が期待できます。
宮武教授は、「今回の成果をさらに発展させて、実用化への展開を目指すと共に、水素社会に貢献する技術に繋げたい」とコメントしています。