山梨県立図書館と共催で「子どもの読書オープンカレッジ」を開催
令和2年12月3日(木)、山梨県立図書館において、本学?同館共催「子どもの読書オープンカレッジ」を開催し、図書館職員や学校関係者ら24名が受講しました
子どもの読書オープンカレッジは、県が策定した「第3次山梨県子ども読書活動推進実施計画」に基づき、子どもの読書活動を推進するための理論と技術の研修会として、本学と同館が共同で実施している講座です。
今回は、講師にアーティスト?鑑賞プログラマーである佐藤悠氏を招き、『即興物語作り「いちまいばなし」のはなし』と題したワークショップを行いました。いちまいばなしとは、その場にいる人たちに、リレー形式で話の続きを聞き取り、即興のものがたりを作っていくあそびです。
ワークショップではまず、参加者によりお題が「海」と決められ、佐藤氏が「海のどんな場所から?」「何がどうした?」「そしたらその後どうなった?」などと問いかけながら、参加者と一緒に物語を完成させました。物語の意外な展開と発想に、思わず笑ってしまう参加者や戸惑ってしまう参加者の姿が見られました。
佐藤氏は、「人はそれぞれ全く違った考え方や発想を持っています。異なるバックグラウンドを持った人たちが集まって1つのことを成し遂げようとする時の楽しい苦しみを味わうのが『いちまいばなし』の醍醐味です。」と語りました。
実際に子どもを相手に実践する上でのアドバイスや、佐藤氏がいちまいばなしをはじめたきっかけなどについて活発な質疑応答があり、大変有意義な講演となりました。
今後、第3回を来年1月28日(木)に開催する予定です。詳細については、決まり次第お知らせいたします。皆様のご来場をお待ちしております。
※佐藤悠氏のHP
※山梨県立図書館HP
※附属図書館子ども図書室HP